ショアラバのアクションを理解して釣果アップ
ショアラバアクションの基本
ショアラバのアクションは、キャストしたら底まで落として巻き上げるというのが基本になります。
非常にシンプルで簡単ですが、ちょっとしたアクションの違いで釣果が変わってきますので、アクションに変化をつけて試してみましょう。
基本的な流れは次のようになります。
- キャスト
- 底まで落とす
- ハンドルを 10〜15 回巻く
- 底まで落とす
- ハンドルを 10〜15 回巻く
- 繰り返し
ハンドルの巻数を変えてみる
基本は、着底後 10〜15 回ハンドルを回すのが基本ですが、その日の状況で変えると良いでしょう。
普段、10 回転しか巻いていないのでしたら、5 回転にしてみたり、20 回転にしてみたりする感じです。
短いピッチでフォールへ切り替わるものに反応することもあれば、長いピッチじゃないと反応しないことがあったりするのです。
- 少ない巻数
- 低く狭いレンジを探れる
- 底層を意識している魚に有効
- 多い巻数
- 高く広いレンジを探れる
- 中層〜底層を意識している魚に有効
ハンドルを巻くスピードを変えてみる
ハンドルを巻くスピードの基本は 1 秒に 1 回転を基本にしてみると良いでしょう。
それで反応がなければ、1 秒で 2 回転、1 秒で 0.5 回転(2 秒 1 回転)にしてみると、今まで何もなかった場所でも反応が得られることもあります。
ハンドルを巻くスピード(リトリーブスピード)を変えることで、ルアーの浮上する角度、アクションが変わります。
- リリーブスピードを早くする
- 浮上する角度が高くなる
- アクションが大きくなる
- リリーブスピードを遅くする
- 浮上する角度が浅くなる
- アクションが小さくなる
フォールの方法を変える
ショアラバではフォールで魚を誘うということも重要です。
大きく分けると 2 種類あります。
ハンドルを回してルアーを浮上させたあと、リールのベールを開けてラインをフリーにして、底まで落とすフリーフォール。
浮上させたあと、ベールを開けず、ラインにテンションが掛かった状態で底まで落とすテンションフォール。
この 2 つについて使い分けを紹介します。
- フリーフォール
- フォールスピードが早い
- 垂直にフォールする
- テンションフォール
- フォールスピードが遅い
- 釣り人の方に向かって斜めにフォールする
リフトアンドフォール
リフトアンドフォールはリトリーブでルアーを浮上させるのではなくロッドを水平位置から垂直に近い位置までたてらせてルアーを浮上させる方法です。
特徴は、ハンドルを回してルアーを浮上させるよりもアタリがあったときの感度がよく小さいアタリにもすぐに反応できるのが良いところです。
悪い所は、ルアーを移動させる距離が短いので、狙う場所を絞って行わないと時間がかかります。
操作の流れは次のようになります。
- キャスト
- ルアーをボトムに付ける
- ロッドを水平位置から立ててルアーを浮上させる
- そのままの状態でルアーをテンションフォールで着底させる
- 着底したらロッドを水平に戻しならがラインを巻き取る
- ロッドにルアーの重みを感じたら再びロッドを立てる
- 再度テンションフォール〜を繰り返す
ズル引きのやりかた
あまりメジャーなアクションではないですが、ズル引きが有効なときもありますので紹介します。
ズル引きのやり方は、その名の通り、ボトムからルアーを浮かさずにズルズルと底を引いて来ます。
引き方は、ルアーが浮かない程度のスピード(カナリゆっくり)でリトリーブするか、ロッド横に動かして引きます。
ひたすら引き続けるのも良いですし、ある程度動かしたら止めて、食わせの間を作るのも良いです。
ただし、底に岩などの障害物が多いところでは根がかりの原因になるので、使いどころは考えましょう。
まとめ
ショアラバのアクションをまとめると次のようになります。
- リトリーブ数
- 10〜15 回を基本として変化させる
- リトリーブスピード
- 1 秒 1 回転を基本として変化させる
- フォール
- テンションフォールとフリーフォールを使う
アクション自体はシンプルですがちょっとした違いで釣果がわかって来ますので、色々試してその日のパターンを掴みましょう。