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17スコーピオンDCのインプレ 安定性が高くて飛距離抜群

2018.5.20

シマノスコーピオン DC のレビュー

シマノスコーピオンDC画像

箱はこんな感じです。

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ついに、ミドルクラスのリールにも飛距離の出る DC が搭載されてきました。

DC リールというと、人間が指でサミングするよりも適切なタイミングと強さでブレーキを掛けて、ルアーの飛距離を最大にする夢のような仕組みです。

ところが実際には、そううまい話はなく、バックラッシュはしづらいものの、飛距離があまり出ないイメージが合ったとおもます。

今回のスコーピオン DC には I-DC5 が搭載され、ナイロン、フロロ、PE ラインに対応した制御が盛り込まれているため、少し夢に近づいています。

スコーピオン DC の価格帯は実売で 2 万円中盤から後半と、どうにかお小遣いで趣味をしている人にも届きそうな価格帯になっています。

スペック的なところで行くと、

ハイギアタイプもあり、

最大巻き上げが 10cm ほど長くなっているのがハイギアの特徴です。

他にも左巻きのライナップもありますが、ハンドル位置以外は同じスペックになっています。

機能的な特徴としては、

となっています。

I-DC5 は上位機種である、メタニウム DC にも搭載されている機能で、今までの DC よりも安定性と飛距離が出やすい設定になっています。

これらについて、上位機種のメタニウム DC と比べて見たいと思います。

ボディー素材はマグネシウムではなくアルミになっています。

重量面ではマグネシウムよりも重たくなってしまいますが、強度面では十分な剛性があるのと、マグネシウムよりも錆びにくい特徴があります。

ベイトタックルでシーバスを狙いたいなど、ソルトゲームで使用するのであれば、タフに使えると言うメリットになります。

また、ドライブギアが真鍮である点。

これも、超々ジュラルミン製のギアに比べると重量面では不利ですが、強度面では真鍮のほうが強度と防錆性能に優れています。

やはりソルトゲームではこちらのほうが良さそうです。

DC ユニット

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アンタレスクラス、エクスセンスクラスになると、ボディーに DC ユニットがネジ止めされていますが、スコーピオン DC では蓋の方にユニットが付いています。

釣行後に水洗いして蓋を開けて乾かす分にはこのほうが良い気がします。

白い「点」がついていますが、これは組み立て時の位置合わせようですかね。

モードの設定は、N、PE、F と書いてある部分の上部側面にあります。

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ブレーキレベルの設定はボディー下部にダイヤルが付いて設定できるようになっています。

ダイヤルは、4>3>2>1> OPEN の順番になっています。

ダイヤルをオープンにしてから、ボディーを開けるためのノッチをスライドさせると蓋を開けられる様になっています。

糸巻き量の注意

スペックには、下記のようにあります。

ナイロン糸巻量(lb-m):12-120、14-100、16-85、20-70

号ではなく、ポンドになっているので気をつけないと、思っているほど糸が巻けなかったりします。

実際、3 号=12lb だと思って、糸を巻いてみましたがどんなに頑張っても 120m も巻くとスプールエッジからはみ出し気味になっしまって、ボディーからスプールが抜けなくなります。

12lb だから 3 号のナイロンが 120m 巻けると思ったら巻けません。

12lb=2.5 号、14lb=3 号、16lb=3.5 号、20lb=4 号となります。

太さ的には、14lb=3 号=0.285mm で計算すると良いです。

どのくらい飛距離が出せるか

飛距離のテストをしました。

この状態で8割~9割り程度の力で、頭の上で円を描く感じでキャストすると、100m 巻いたラインがほぼ全部出るくらい飛びます。

キャストが上手な人であれば、すべてのラインを出し切れそうですね。

ライン放出で97m ~くらいですね。

更に飛距離を伸ばそうと思うと工夫が必要そうです。

ラインキャパが少ないので、ラインをワンランク細くする必要があるのですが、こうするとキャスト切れの危険もあります。
かと言って PE ラインにすると、スプール食い込みからのトラブルが発生する可能性が上がります。

PE ラインを使うことを想定したナロースプールになっていますが、ナイロン、フロロユーザ向けにナローじゃないノーマル版のスプールが発売されることを期待してます。

実際に重量を測ってみた

本体の重量。

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スペック通りの重量ですね。使い込んでいくと、グリスが抜けていってもう少し軽くなりそうですね。

スプール単体の重量。

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スプールには DC のための永久磁石が装着されているらしく、遠心力、マグブレーキに比べると少し重たくなっています。

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スプール自体は非常に薄く作られていますので、不意に落としてしまうと変形しそうな感じがします。

まとめ

少し前のフラグシップリールに搭載されていたテクノロジーがふんだんに投入されているハイコストパフォーマンスなリールといえますね。

現在の最新 DC は「4x8DC」ですが、まだ出たばかりで 2 万円台のリールに搭載されるのは、当分先だと予想されます。

よく飛ぶ DC リールを使ってみたいなら、スコーピオン DC は良い選択肢になりそうです。