17スコーピオンDCが故障した話とDC最大のデメリット

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2018.7.1 469 views

どんな風に壊れたか

使用期間は 1 ~ 2 ヶ月で週に 1 ~ 2 回の頻度で、シーバスゲームメインで使用していましたが、釣行途中から DC 音が全く出ない状態になりました。

モードを N モード、F モード、PE モードと切り替えて見ても、レベルを1~ A まで切り替えて見ても全く DC 音がせず、ブレーキも掛かりません。

その時の、釣行は仕方なくメカニカルブレーキとサミングで対処してなんとか続行できましたが、とんでもなくストレスが掛かりました。

※ノーブレーキ設定の練習にはなりましたが…

壊れたら手に負えない

購入前から、DC 搭載リールのデメリットに目を向けていませんでした。

DC リールのトラブルレスと飛距離が出る点だけを見て購入してしまいましたが、遠心ブレーキ、マグブレーキには無い DC の弱点を後から気付かされました。

DC リールは DC が故障すると何も出来ない。

コンピューターにすべての制御を委ねているため、壊れるとノーブレーキになってしまいます。

そして、メーカーに送るかユニットごと交換するしか治すすべがないのです。

遠心やマグなら単純構造で壊れにくく、ブレーキブロックが摩耗した程度であれば、自力で交換することも可能ですが、DC は何一つ出来ない。

DC のメリットが裏返る

DC は遠心とマグの良いところ取りで優れたブレーキシステムだと思います。

遠心のように回転数が高いほど強くブレーキが掛かり、回転が低いときはノーブレーキ状態で伸びのあるキャストができる点。

マグのように接点を持たないブレーキの安定性。

遠心とマグの良いところを取って、悪い部分を打ち消した夢のようなシステムも、コンピュータ制御ゆえ、0か1しかなく、壊れたらすべてを失います。

壊れたら何も出来ない点が DC 最大のデメリットかもしれません。

故障の原因

後々調べてみると、DC はユニット内部に水が入ってしまうと、故障、誤作動の原因になることがあるようです。

ソルトでの仕様がメインなので、使用後は水道水を掛けて洗っていたのですが、これがもしかするとまずかったのかもしれませんが、それだと洗えないことになりますね。

乾燥させて、もう一度試してみようと思いますが、駄目なようであればメーカに送ることになりそうです。

今後どうするか

壊れたらどうしようもなくなってしまうデメリットがある以上、近所の釣りのときは壊れても、その日は諦めて帰る。

で、済みますが、遠征しているときに、故障してしまうとダメージが大きいです。

今の所、思いつく対処方法は予備リールかユニットの予備とドライバーを用意しておくことくらいでしょうか…

これから DC リールを使い続けるか、SVS インフィニティのリールに乗り換えるか悩みどころです。

スコーピオン DC が修理から帰ってきた

約 10 日ほどで手元に帰ってきました。故障した原因は結局の所不明で、シマノ側のコメントには故障を再現できなかった旨の事柄が書かれていました。

念の為ということで DC の基盤を無償で交換してもらえたので、これは安心対応です。

スコーピオンDCのDCユニットビフォー

こちらが、修理前の DC ユニットの写真です。白い点が書かれているのが印象的でした。

スコーピオンDCのDCユニットビフォー

そして、修理から帰ってきた DC ユニットですが、なんと白い点から青い点に変わっているではないですか。

なにかバージョンでも上がったのかと淡い期待をしまして使って見ましたが、体感できるようなものはありませんでした。

修理しながら使っていると愛着が湧くもので、もう少しスコーピオン DC と付き合って見ようかと思います。

ただ、やはり突然機能不全になるのが怖いので予備のリールは車のトランクにでも積んで置こうと思います。