シマノ18バスライズを改造して9ベアリング化するために必要なもの
はじめに
18 バスライズといえば、5000 円台で買える初心者用ベイトリールのイメージがありますが、ネット上でも上位機種に迫る飛距離が出せると有名です。
初期状態ではベアリングは 1 個しか装着されておらず、樹脂製のカラーでスプールが支えられています。
今回、カラーが使われている部分をすべてボールベアリングに変更してどのような違いが出るのかレビューします。
ベアリングチューンに必要な道具
ベアリング以外の必要な道具は下記になります。
特殊なネジなどは使われてないので、100 円ショップで売っているような道具でも十分です。
ドライバーは精密ドライバーのセットが有ると作業しやすいです。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- メガネレンチ 10mm
- ピンセット
用意するベアリング
用意するベアリングは下記のようになります。
- DDL-950ZZ 220 円 × 1 個
- DDR-1030ZZ 240 円 × 2 個
- DDL-740ZZ 180 円 × 5 個
部品代は合計で、1600 円になります。
実際にベアリングを装着する
ハンドルノブには、「DDL-740ZZ」を使用します。
ハンドルノブのキャップは、はめ込み式なのでマイナスドライバー等を穴から斜めに差し込んでこじると外すことができます。
キャップを外すとプラスネジで止まっているので、ドライバーで外してください。
ドライブギア軸には、「DDL-950ZZ」を使用します。
C リングで止まっていますので、マイナスドライバーでこじって外してください。
このパーツは外した勢いで飛んで行きやすいので、ビニール袋の中で作業すると割と安心です。
ウォームシャフトを支えている部分には、「DDL-740ZZ」を使用します。
この部分をベアリングに交換することで得られる効果はあまりありませんが、せっかく分解するのだから 9 ベアリングにする満足感のために交換します。
ハンドル側のスプール軸受部分は「DDR-1030ZZ」を使用します。
飛距離に関係する部分なのでここは、変えておきたいところです。
メカニカルブレーキのキャップを外すだけで交換できるので簡単です。
マグネットブレーキがある方には「DDR-1030ZZ」を使用します。
この部分もスプール軸を支えていますので飛距離に関係があるため交換したい部分です。
ブッシュを止めているピンはマイナスドライバーでこじると外すことができます。
C リング同様、外すときに飛んでいきやすいためビニール袋の中で作業するのがいいともいます。
以上で、9 ベアリング仕様になりました。
巻心地はどうなったか
9 ベアリング仕様にして一番最初に感じるのは、巻心地がすこぶる良くなったということです。
購入して割と早い段階で交換したので、カラーがほぼ劣化していない状態からのベアリング交換でしたが明らかにスムーズな巻心地になりました。
そして一気に愛着がわきます。
これだけでも十分価値ある改造だったなと思えます。
キャストフィールはどうなったか
カラーの状態で使い込んだわけでないですが、キャストしたときのブーンという音がかなり抑えられたように感じました。
飛距離はもともとかなり飛ぶリールなので、体感できるほど飛距離が伸びた感じは無いです。
逆に飛距離が低下する感じもありませんでした。
18 ディアルーナ B86ML とナイロンライン 12lb で 30g のメタルジグが 80m 以上は楽に飛ばせます。
まとめ
ベアリング 8 個追加で 1600 円ほどの部品代ですので、ボディーこそ樹脂製で入門機感は拭えないものの、フラグシップ並みのベアリング数になるので割と満足感のあるチューニングです。
- スプールをカシータスの MGL スプールに交換する
- スコーピオンのハンドルを装着する
ベアリングチューン以外にも、まだまだカスタイマイズの余地があるので良いですね。
もし、9 ベアリングにするのが面倒だと感じる人は、スプール軸受けのベアリング 2 個を交換する打でもキャストフィールが良くなります。
- DDR-1030ZZ 240 円 × 2 個 = 480 円
ベアリング 2 個で 500 円程度と、かなり安く仕上げられるので、おすすめです。