オモックの作り方と使い方を解説
オモックとはなにか
オモックはもともと沖縄の漁師さんが使っていた漁具の 1 つで、オモリに針を付けただけというシンプルな漁具です。
1 個あたりのコストが 100 円を切るくらい安く仕上げられるので、お財布に優しいリグと言えます。
オモックで釣れる魚
一番効果的なのはロックフィッシュですが、他にも色々な魚を釣ることができます。
- ロックフィッシュ
- ヒラメ、マゴチ
- 青物
- シーバス
- マダイ
- チヌ
普段ルアーで狙っている魚はほとんど釣ることができます。
ベラやキスなどもヒットする事があるので、五目釣りにも最適です。
オモックを作るための材料
オモックを作るために必要な材料です。
オモックキットと呼ばれる材料一式がセットになった物もありますが、できるだけ安く仕上げるなら自身で揃えたほうが良いでしょう。
- ナツメ重り、長重り 5 号〜10 号
- ステンレスの針金 1mm 経前後
- アシストフック オモリの大きさに合わせて
- スプリットリング 3〜4 番 or スナップ#1 前後
主にショアからシーバスロッドくらいのロッドを使ってキャストして使用する想定の材料です。
ステンレスの針金はダイソーなど 100 円ショップのもので十分です。
オフショアの場合はオモリを 10 号〜20 号にすると良いでしょう。
アシストフックの長さですが、メタルジグの場合は本体の 1/3〜1/2 程度が多いです。
オモックは本体が短いので、下手をすれば本体よりもアシストフックの方が長くなります。
この状態でも魚は釣れますので神経質に考える必要はありません。
オモック作りの工具
オモック作りに必要な工具です。
1mm 前後のステンレス針金を切れるラジオペンチがあればニッパーは無くても大丈夫です。
- ニッパー
- ラジオペンチ
ダイソーなど 100 円ショップで購入したステンレスの針金なら、同じく 100 円ショップのニッパーやラジオペンチで問題なくカットできます。
釣具屋などに売っているステンレスの鋼線を使う場合は、それなりに丈夫な道具を使わないと刃こぼれするかもしれません。
オモックの作り方
オモックを作る手順です。
- ステンレスの針金を適当な長さに切る
- 切った針金の片方をペンチで輪っかにする
- オモリの穴に通す
- 通した針金の先を輪っかにするか折り返して抜けないようにする
- 輪っかにスプリットリングを付ける
- スプリットリングにアシストフックを付ける
- 完成
リアフックはオモック本体がかなりコンパクトなので、テーリングをへらすためにも付けないほうが良いでしょう。
オモックの使い方
オモックの使い方を紹介します。
一番簡単なリトリーブの釣りです。
- キャスト
- オモックをボトムまで沈める
- 10 回〜20 回ハンドルを回す
- 再度ボトムまで沈める
底にいる魚を狙う場合の釣り方です。
- キャスト
- オモックをボトムまで沈める
- 2〜3 回シャクる
- 再度ボトムまで沈める
どちらの釣り方も、着底から次のアクションで釣れることが多いようです。
まとめ
こんなもので釣れるのかと思ってしまいますが、思っている以上に釣れます。
メタルジグより釣れるとまでは言いませんが、状況によっては良い釣果を得られる可能性があります。
人によっては、塗装をしたり、ブレードを付けたりする人もいます。
余計なものは付けずに、オモリだけのシンプルなオモックがオモックらしくてよいです。
安く簡単に作れて、魚が釣れる。
それがオモックです。