ライトショアジギングで使うメタルジグの選び方
メタルジグの重さ
ライトショアジギングで使用する主なメタルジグの重さは次のようになります。
- 20g
- 30g
- 40g
それぞれの使い分けについて説明します。
30g メインとなる重量です。飛距離も十分にだせ激流ポイントでもない限りはボトムもしっかりと取ることができます。
20g ベイトが小さい時やメタルジグのフォールスピードを遅くしたいときに使います。
40g 飛距離を少しでも稼ぎたいとき、30g ではボトムを取りづらいくらい水深が深いところや流れの早いところで使います。
メタルジグの重量バランス
メタルジグの重量バランスは 3 種類あります。
センター
フォールの姿勢が水平に近く細かいピッチでフラッシングします。
飛行姿勢が崩れることがあるので飛距離は多少落ちますが集魚効果は抜群です。
ほとんどの場合でオールマイティーに使えますでの、何を買えばいいか迷ったらセンターバランスをオススメします。
リア重心
安定して飛距離が出ます。
フォール姿勢はリアから沈んでいきますのでセンターバランスのようにきれいな水平フォールはできません。
リアフックを付けてもエビになりにくいので、リトリーブ主体のアクションで狙うときに使えます。
フロント
あまり販売されていませんが、リアバランスのジグを逆付けにすることでフロントバランにできます。
テンションフォールさせるときに水平になりやすいのでフリーフォールを使わない場合にはよいです。
フリーフォールさせるとフロント側から沈みますので、リアフックがあると「エビ」になりやすいです。
前後の重量バランスを説明しましたが、左右の重量バランスもあります。
選択肢としては左右対称か左右非対称かです。
左右非対称の場合はフォールのときに片方の面を下にしてフォールするのでリトリーブのときにメタルジグが回転しにくく安定したスイミング姿勢を維持してくれます。
左右対称の場合は、リトリーブのときに回転してしまうことがありますが、ランダムアクションを演出できます。
一番使いやすいのは、センターバランスの左右非対称形状がオススメです。
メタルジグの大きさ
メタルジグの大きさは素材や形状によって違ってきますので、一番オーソドックスなサイズを紹介します。
重量が 30g で 8cm ~ 9cm のものが一番使い勝手のよいサイズになります。
このサイズは飛距離、フォールスピード、ベイトとのマッチングがちょうどよく取れています。
どこの釣具屋でも手に入るメタルジグの 30g というとこのサイズになります。
8cm ~ 9cm のサイズを基準に細長くしたり、太短くしたりとポイントやターゲットに合わせてローテーションを組むとよいでしょう。
メタルジグの形
メタルジグの中には、スリム系、スタンダード系、スロー系があります。
スタンダード系
どんな場所、シーンでも使いやすいのがスタンダードタイプです。
このタイプは、飛距離、フォールスピード、シャクリ抵抗ともにバランスが良くライトショアジギングを始める方はこのジグから始めるのがよいです。
スリム系
細長い形状のスリム系ジグは青物狙いのときに最適です。
シャクったときのレスポンスがよく、引き抵抗も少ないので重量の割には疲れにくいジグです。
重量バランスによってはスローにフォールさせることができるので、ゆっくりとアピールしたいときにも使えます。
スロー系
小粒でズングリした形状のスロー系ジグは根魚などボトムの魚に有効です。
サイズがコレ以外のタイプに比べて小さくなりますので、ベイトが小さい時にもマッチします。
やや後方重心のタイプが多いので、空気抵抗が少なく飛行姿勢が安定しますので、飛距離が出やすいです。
メタルジグのカラー
メタルジグのカラーにはかなりの種類がありますが、基本カラーをそろえておけば十分です。
基本カラーは次の 3 つです。
- シルバー系
- ゴールド系
- グロー系
シルバー系
太陽が出ていて明るい時間帯に有効なカラーです。
イワシに似せたカラーが多いので、対象魚を限定しない使いやすいカラーです。
ゴールド系
マズメの時間帯にはゴール系が強いです。
また、マダイ、マゴチ、ヒラメなどの魚にも効果的です。
赤金、緑金などの複合カラーがオススメです。
グロー系
周りが暗い状況で有効なカラーです。
明るい時間帯にシルバー系、ゴールド系を使っても反応してくれないときの切り札としても使えます。
ゼブラグローと呼ばれるシルバー系やゴールド系と組み合わせた物は時間帯を問わず使えます。
オススメのメタルジグ
メタルジグはボトムを攻めることもあるので、できるだけ安くて性能のよいコストパフォーマンスに優れた商品を使うのがよいです。
- メジャークラフトのジグパラショート
- ダイワのサムライジグ
この 2 つは、ほとんどの釣具屋においてあるはずです。
どちらか安い方、ほしいカラーがある方を選べば間違いないです。
どちらもパッケージから出してすぐに使えるので、フロントフック、リアフックをあとから購入する必要がありません。
根の荒いところではリアのトレブルフックは外して使いましょう。