ライトショアジギングで使うメインラインの選び方
メインラインの素材選び
ライトショアジギングで使用するメインラインは PE ラインを使うことをオススメします。
ナイロンラインやフロロカンボンラインは 20%前後の伸びがあるため、メタルジグを 100m 前後キャストして 10 ~ 20m 沈めてから魚がヒットしてもフッキングが決まりにくく、テンションフォール時の感度も悪いため、使いにくいです。
数十メートル以内の近距離ストラクチャー打ちや、足元の岸壁ジギングでシーバスやロックフィッシュ狙いであればナイロンライン、フロロカーボンラインも使用可能です。
PE ラインの太さ選び
ライトショアジギングで使用する PE ラインの太さをシーンごとに分けると次のようになります。
- 1 号 サーフなど障害物が少なく糸がこすれることが少ない飛距離を優先したい場所
- 1.5 号 どんな場所、どんな魚相手でもオールマイティーに使える
- 2 号 地磯やテトラなどある程度強引にファイトする必要のある場所
さまざまな場所でライトショアジギングをしたい方は 1.5 号を選んでおくとよいでしょう。
アクションにもわずかですが影響があります。
細い糸は潮の影響を受けにくい ためアクションに対してジグがよく動いてくれます。また、流れが早いところでも着底させやすいです。
太い糸は糸が沈みにくい ためジグをシャクったときに縦の角度が高くなり、フォール時間を長くできます。流れが早いところでは着底させづらいですが、潮に流してドリフトで釣るという方法が使えます。
どちらがよいとは一概にはいえませんので、釣り場に合わせて選ぶのがよいでしょう。
4 本編みか 8 本編み
PE ラインには 4 本編み、8 本編み、12 本編みなど、製品によって編み込んでいる本数の数が違います。
本数の違いによる性能の比較を次にまとめました。
本数 | コスト | 擦れ | 飛距離 | 引張強度 |
---|---|---|---|---|
4 | ○ | ○ | × | × |
8 | △ | △ | △ | △ |
12 | × | × | ○ | ○ |
どの本数にするか、まよったら 8 本編みにしておくとよいでしょう。
コスト面で 4 本編みは非常に優れていますが、ガイドに擦れる音が大きいので、違和感を感じるかもしれません。
メインラインの長さ選び
PE ラインの巻量の選び方は次のようになります。
- 150m 傷んだり高切れしたら新品のラインに巻き変えて常にフレッシュな状態を維持したい方
- 200m 傷んできたところを徐々に切り捨て、残量が少なくなったら交換したい方
- 300m 遠征など持ち込める荷物が少ないときなど
無難なのは 200m 巻きを買っておくと無難です。1 ~ 2 回程度の高切れなら釣りを続行できます。
傷んだところを切りながら使っても、1 シーズン程度は持ちます。
メインラインとリーダーの結束
ライトショアジギングで PE ラインとリーダーを結束する場合は FG ノットか PR ノットが人気です。
- FG ノット 器具を使わずに組め、強度は 90%弱程度
- PR ノット 器具が必要だが、100%近い強度が出せる
器具なしで組める FG ノットがオススメです。やはり器具を使わずにノットが組めるというメリットが大きいです。
ライトショアジギング以外の釣りでも使えるノットなので覚えておくと便利です。
オススメの PE ライン
スーパージグマン X8
PE ラインといえば「よつあみ」。
スタンダードな PE ラインでこのラインを基準に強度が強いとか、腰が強いとか弱いとか比較されることが多いです。コスパを歌っているラインに比べると少し高いですが信頼性は高いです。
ピットブル 8
シマノ製 PE ラインです。コストパフォーマンスがかなり高く、値段の割に強度が他社よりも強いです。
色落ちがしにくい点も高評価です。
弾丸ブレード X8
みんな大好きメジャークラフトの PE ラインです。こちらの商品もコストパフォーマンスが高く、ピットブルと比べるとやや腰が強いのが特徴です。