ライトショアジギングと鳥の関係
鳥でベイトの存在確認
ライトショアジギングでよい釣果を得るためには、ベイトの存在が重要です。
ベイトがいなければ青物などフィッシュイーターが回遊してきている可能性が低いので釣ることは難しいです。
ベイトが回遊してきているかを自分の目だけでは足元くらいしかわかりませんが、鳥の動きを観察することで広範囲を確認できます。
鳥は上空からエサとなるイワシなどの小魚を見て捕食していますので、自分の目+鳥の目で見ればポイント全体が見えると言ってもいいでしょう。
何羽もの鳥が海面にダイブしているとき
上空から急降下して海にダイブしている状況ではベイトフィッシュが何かの理由で海面付近に集まっていて、鳥にとっても獲りやすい状況です。
何羽もの鳥がダイブしているときは大チャンスで、海の中でベイトがフィッシュイーターに追い回されて海面まで上昇している可能性があります。
海面がバシャバシャと騒がしくなり、水しぶきが上がっている状況、つまりナブラが出ているのであれば、ナブラの横か奥にメタルジグを落として表層をただ巻きすればフィッシュイーターが簡単にヒットします。
数羽程度がときどき海に急降下しているとき
海面は静かだけど、鳥がときどき海面に急降下して魚を撮っているときもチャンスです。
ベイト確実に回ってきていますので、ベイトの下にフィッシュイーターがついている可能性があります。
しかし、ベイトの群れは小さく長時間とどまる感じでもないので、貴重なチャンスタイムだと思って、鳥が急降下している方向へすぐにキャストしたほうがよいでしょう。
複数羽上空を飛んでいるけど急降下しない
ベイトがいるけど、表層まで浮ききっていなかったり、ターゲットを絞りきれない状況だと思います。
こういうときは、ボトムから表層まで幅広く探るのがよい釣果につながりそうです。
鳥が水面で休んでいるとき
マズメの時間帯に鳥が騒がしく海面で魚を獲っている状況から、海面で休んでいるような状況になってもベイトはまだいます。
ベイトのレンジが海面付近から、中層、底層へ移動したため、鳥たちはベイトが再び浮いてくるのを待っている可能性があります。
こういう状況のときは、表層ではなく中層から下のレンジをメタルジグで攻めると、ヒットすることがありチャンスタイムは終わっていないのです。
鳥が完全にいなくなるまでは、まだまだ、チャンスがありますので、諦めずにキャストを続けましょう。
ちなみに、海面に浮かんでいる鳥を狙うのだけはやめましょう。
万が一鳥を釣ってしまったら
ベイトの存在を確認できる便利な鳥たちですが、誤って鳥を釣ってしまうことがあります。
大きめのプラグなどを使っていると、魚と間違えてくわえていったり、キャスト中のラインに引っかかるなどです。
そうなってしまったら、焦らず鳥をキャッチしてフックを外してやりましょう。
1 羽引っ掛けると、仲間が集まってきて、パニック状態になりますが冷静に対処することが大切です。
- 優しく引き寄せてタモで鳥をすくう
- タオルなどの布で鳥の頭を包み視界を遮る ※こうすることで落ち着かせられるようです
- プライヤーなどでフックを外してタモから出してやる
- タオルを外してリリース
鳥からフックを外すときはグローブを装着してしてください、突かれたり引っかかれることがあります。
ルアーがついたまま、ラインだけ切ってしまうと鳥が死んでしまうかもしれないので、ルアーを外して自然に返してやるようにしましょう。
まとめ
鳥が次の動作をしているときはチャンスタイムですので、キャストを続けましょう。
- 鳥が上空から海面まで急降下する動きをしているときはチャンス
- 鳥が海面で休んでいるときもチャンスは続いている
- 鳥が高いところを飛んでいるときは広い範囲を探る
- 鳥が低いところを飛んでいるときは鳥の方向を表層、中層メインで探る
鳥の本当の気持ちはわかりませんが、鳥の動作から釣れた経験から、このようになりました。