ライトショアジギングのアクション方法

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2019.8.15 45 views

キャスト方法

ライトショアジギングで使うキャスト方法ですが、ペンデュラムキャストを使いましょう。

「ペンデュラムキャスト」と聞くと何か、難しそうなイメージですが、簡単で腕力もあまり必要ありません。

  1. メタルジグをロッドの第 1 ガイド(一番大きいガイド)まで垂らす
  2. 振り子の要領でメタルジグを後ろに降る
  3. メタルジグが一番後ろに来たところでロッドを前に振ってキャスト

力は 7 割程度で十分です。力いっぱい振っていると疲れます。竿の長さとしなりをうまく使ってキャストすることで長い時間疲れずに釣りを続けることができます。そして、釣果も伸びるという感じです。

キャストしたあとは、メタルジグが着水する前に人差し指でフェザリングを行い、ラインの放出をとめましょう。

いつまでもラインを出しっぱなしにしていると余分な糸ふけが出て、隣の人と絡んだり、トラブルの原因になります。

着底のとり方

メタルジグが着水したら海底まで落としていきますが、その瞬間も魚がヒットするチャンスです。

フリーフォールはリールのベールを開けたまま、メタルジグを落として行く方法ですが、必ずスプールと糸を指で押さえて少しずつラインを出していくようにしましょう。

指で押さえずに落とすと、余分な糸ふけが出たり、メタルジグのタイプによってはエビになります。

糸の放出が止まったら着底ですので、ベールを戻してすぐにアクションに移行しましょう。

そのまま放っておくと根がかりします。

テンションフォールは比較的水深が浅いところで有効です。

目安としては水深が 10m 以内のところでは、テンションフォールさせて着底を取るのがよいでしょう。

そして、着底したらすぐにアクションを開始しましょう。

こちらも着底後放置していると根がかりします。

レンジの刻み方

表層 を攻めるときは、朝マズメなど魚が表層にいる時間帯です。

キャストしてメタルジグが着水したら、すぐにアクションを開始します。

底層 を攻めるときは、朝マズメが終わって魚が底に移動した時間帯です。

ロックフィッシュや鯛などはもちろんですが、青物も底にいることが多いです。

メタルジグが着水から着底まで頭の中で 1、2、3、、、、とカウントを数えてだいたいどのくらいの時間で着底するか数えておくと、中層狙いの目安になります。

中層 を攻めるときは、着水してから着底するまでに数えたカウントで、たとえば 10 カウントなら 5 カウント目からアクションを開始すると中層を狙うことができます。

表層 → 底層 → 中層という順番で狙っていくと効率がよいでしょう。

ただ巻きアクション

ライトショアジギングと聞くと、シャクるイメージがありますが、ただ巻きも有効なアクションのひとつです。

ジャーク系のアクションに比べるとアピール度は低いですが、ナブラが発生しているときなど、確実に魚がいるとわかっていれば、ジャークするよりもタダ巻きで誘ったほうが効率よく釣れます。

表層、中層、底層どのレンジでも有効なアクションですが、タダ巻きであれば海面を滑らせるスキッピングを行うことができます。

メタルジグをキャストしたら、早めにフェザリングでメタルジグをとめてベールを返しすばやくリトリーブを開始します。

メタルジグが海面から飛び出して海面を滑りながら寄ってくる様になれば成功です。

1 回転 1m くらいは巻けるハイギアのリールがあれば楽にできます。

スキッピングで魚がヒットすると水柱が上がりテンション MAX です。

スキッピングの途中にフォールを織り交ぜるのも効果的で、スキッピングの水しぶきで魚を寄せて、フォールでヒットさせるイメージです。

疲労感:★☆☆☆☆ ~ ★★☆☆☆

ワンピッチジャーク

ライトショアジギングで一番スタンダードなアクションがワンピッチジャークです。

やり方は、竿を上下にシャクる間にリールのハンドルを 1 回転回します。

ロッドを上げたとき、ハンドルも上、ロッドを下げたときにハンドルも下、これが一般的なワンピッチジャークです。

ロッドの動きとハンドルの動きが同じになっているため、腕にかかる負担も小さく、メタルジグも大きく動くため縦方向のアピールが大きくなります。

ロッドを上げたとき、ハンドルは下、ロッドを下げたときにハンドルは上、このように動かすとジャカジャカ巻と呼ばれる動きになります。

細かいピッチでメタルジグを動かしたいときに有効なアクションですが、メタルジグの重みを強く感じるので、疲れやすいです。

どちらの方法でもかまいませんが、シャクるスピードを早くしたり遅くしたり、組み合わせたりして、アクションに変化を出してあげると、急に釣れることがあるので、自分なりのバリエーションを考えると楽しいです

サーフなどの浅い場所では、ロッドを横に寝かせてシャクる方法も有効です。

上下方向のアクションを押さえることができます。

このアクションを行うときは、ロッドのグリップ部分を脇に挟んで固定して行ってください。

そうしないと、手首や腕に掛かる負担が大きく、手首を痛めてしまうかもしれません。

疲労感:★★☆☆☆ ~ ★★★★★

リフトアンドフォール

リフトアンドフォールはワンピッチジャークに似ていますが、リフト幅、フォール幅がワンピッチジャークよりも大きいのが特徴で、アクション自体も力がそれほど必要なく楽な部類のアクションになります。

やり方は、メタルジグが着底したらロッドを水平位置から垂直くらいまで立てメタルジグを引き上げます。

基本動作は次のようになります。

この方法ではロックフィッシュ狙いなど、ボトム中心で攻めるときには有効ですが、中層や表層を狙いたいときにはフォール時間を変えることでレンジを調整できます。

そのまま状態を維持してテンションフォールで着底を待つ

この部分で着底を待たずに、ロッドを水平に戻しながら糸ふけを取り、再度リフトを行います。

こうすることで、徐々にレンジを上げていくことができます。

また、テンションフォールよりも速いスピードでフォールさせたいときには、ロッドを立てたあとメタジグが沈むスピードに合わせて水平位置に戻しながらフォールさせたり、すばやく水平位置に戻してフリーフォール状態にすることも可能です。

リフト~ロッドを下げる~糸ふけ回収を、スピーディーに行うことでロングジャークというアクションになります。

疲労感:★★☆☆☆ ~ ★★★☆☆

底を取り直す目安

メタルジグはフォールが早いため 1 回のキャストで複数回表層~底層を探れるメリットがあります。

たとえば、ワンピッチジャークを 20 回したらベールを返してフリーで底を取り、もう一度ワンピッチジャークを 20 回繰り返すのような感じです。

沖にストラクチャーがあるようなシーンでは、ストラクチャーの奥側と手前側の両方底を探っておきたいときや、魚のいるレンジがわからないときなどに有効です。基本的には底層から表層までシャクったら再度、着底させるのがよいでしょう。

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