テキサスリグでストラクチャーをアグレッシブに攻めてチヌを釣る。
テキサスリグでチヌを釣る。
ブラックバスを釣るときのお馴染み。
テキサスリグ。
このリグは、中通しのバレットシンカーを使うことによる食い込みの良さと、フッキング後のバレにくさ。
そして、オフセットフック使用による根掛しにくさからくる、スナッグレス性能の高さが特徴。
テキサスリグ+ワーム=最強。
ワーム以外にも、チヌが釣れるルアーはたくさんある。
ポッパーでも釣れるし、クランクベイトやメタルバイブでも釣れる。
ただ、ほとんどの状況に対応できるのがワームだ。
まず、チヌの好物であるエビやカニなどの甲殻類によく似た形で、ボトムをアグレッシブに攻めていける。
クランクベイトやバイブでもボトムを攻めることはできるが、オフセットフックを使ったワームのリグに比べると、根掛しやすい。
根掛を恐れてボトムをタイトに攻められなくなるので、結果釣果がワームよりも落ちることになる。
オモリについて
オモリはタングステン製バレットシンカーの 3g、5g、7g。
タングステンじゃなくても、ブラス製や鉛製でも問題なく釣れる。
コストが安いので、ストラクチャーを積極的に攻められるが、タングステンにはそれなりのメリットがある。
タングステンは、鉛やブラスよりも比重が高いため、シンカーのシルエットを小さくできる。
シルエットが小さいということは、、、
空気抵抗が小さくなり、飛距離が伸びる。
素材自体が固いため、感度が良くなり、ボトムの形状を把握しやすい。
また、硬くなることによって、実は根掛が減る。
鉛は素材が柔らかいため、シンカー自体が岩などの隙間に挟まったとき、食い込んでスタックしてしまう。
硬ければ、食い込みにくいので、感度を生かして岩などにぶつかったら、軽くしゃっくってやることで、根掛を回避できるというわけだ。
重さについては、ポイントの状況に合わせて選ぶと良いが、基本的には軽ければ軽いほど、フォールがナチュラルになるし、根掛もしにくくなるので、可能な限り軽いシンカーを使おう。
潮が早いところや、水深がかなりあるようなところなら、ボトムをとりやすい重さまで増やしていけばいい。
フックについて
フックは、オフセットフックの#4、#6。
基本的には使用するワームのサイズに合わせてチョイスすればいい。
3 インチクラスのワームには#4。
2 インチ、1.5 インチクラスのワームには#6。
使用するワームは 2 インチ、3 インチのクロー系ワームが多くなってくるので、4 番、6 番のフックを用意して置けば、困らない。
オフセットフックを使わない場合は、環付きチヌ張りの 5 号あたりを使えばちょうどいい。
ただ、オフセットフックよりは、根掛しやすくなるので、注意。
おすすめのワーム
バークレイ ガルプ サンドワーム
汁系ワームに抵抗が無ければ、これが最強と言っても良い。
エコギア チヌ職人 バグアンツ
ガルプほどの汁はないけど、匂い付きのワーム。
手に入りやすく、コストパフォーマンスも高いので、初めはこのワームから初めてもいい。
釣り方
まずはチヌがいそうなポイントを探す。
ストラクチャーやその陰、障害物、底に沈んでいる岩など、こういったものがあるところにチヌがいる可能性が高い。
やみくもに、遠投して狙うよりも、ピンポイントでいそうなところにルアーを落ちしていった方が、短時間に釣果を得られる。
テキサスリグのメリットであるスナッグネス性を最大限生かせる。
水深のメインはボトム狙いになるので、まずは、キャストしてボトムをとってからスタート。
代表的な動かし方。
- ボトムをずる引き
- リフトアンドフォール
- シェイク
大きく分けると、この3つのアクションでチヌを誘い、ルアーを食わせることになる。
とはいえ、ずる引き一つとっても、ストップアンドゴーのように、途中でストップを入れるのか。
リールで巻き続けるのか、ロッドで引いて、スラッグが出たら回収するのか、、、
少しづつ動きを変えていけるので、自分ならではアクションを考えて動かしてみるといい。
まとめ
テキサスリグというと、ブラックバスのイメージが強いかもしれないが、チヌにとても有効な方法なので、ぜひ試してみてほしい。
仕掛け自体も割と作るのが簡単で、コスト面も控えめなので、ちょっと時間ができたら海に行って、気軽にチヌを狙ってみてほしい。
チヌがヒットすれば、良い引きをしてくるので、シーバスと並んで、海のルアーゲームを楽しめるターゲットだ。
ちなみに、カサゴ、キジハタ、真鯛などのうれしい外道もターゲットに入ってくるので、テトラポットや岩があるようなところへ行って、チヌ以外も狙ってみるといいかもしれない。
もちろん、ライフジャケットなどの装備は忘れずに。