エギングロッドとシーバスロッドの違いをまとめてみた
よく似たロッドを比較する
今回はシマノのエギングロッドとシーバスロッドを比べてみます。
ロッドメーカは揃えたほうがわかりやすいので、他のメーカーとの比較は行いません。
価格によって使われている素材が違うので、できるかで価格帯の近い中級機種で比較します。
エギングロッドはセフィア SS、シーバスロッドはディアルーナを使って硬さ視点、キャストウエイト視点で見ていきたいと思います。
エギの重量
エギ号数とグラム数は次の表をベースに考えます。
号数 | 重量 |
2.0号 | 6g |
2.5号 | 10g |
3.0号 | 15g |
3.5号 | 19g |
3.8号 | 24g |
4.0号 | 25g |
4.5号 | 33g |
※あくまで目安です。
ロッドの硬さ視点で比較比較
比較方法ですが同じ長さで硬さ表記が ML のロッドを次の表示にまとめました。
セフィア SS の S86ML とディアルーナの S86ML です。
名称 | ディアルーナ | セフィアSS |
品番 | S86ML | S86ML |
全長(m) | 2.59 | 2.59 |
自重(g) | 121 | 93 |
先径(mm) | 1.7 | 1.6 |
適合ルアーウェイト | 6g~32g | 1.8号~3.8号 |
適合ラインPE(号) | 0.6~1.5 | 0.4~1 |
リールシート位置(mm) | 377 | 333 |
カーボン含有率(%) | 99.7 | 98.9 |
本体価格(円) | 27,500 | 28,500 |
※セフィア SS の適合ルアーウエイトは 3.8 号= 24g
シーバスロッドの ML とエギングロッドの ML では結構違いがありますね。
全体的にエギングロッドの方が自重が軽く、投げられる重量も軽いのでライトな印象です。
投げられるルアーの重さ視点で比較
今度は、投げられるルアーの重がだいたい同じくらいの番手で比較してみます。
名称 | ディアルーナ | セフィアSS |
品番 | S86ML | S86MH |
全長(m) | 2.59 | 2.59 |
自重(g) | 121 | 102 |
先径(mm) | 1.7 | 1.6 |
適合ルアーウェイト | 6g~32g | 2.5号~4.5号 |
適合ラインPE(号) | 0.6~1.5 | 0.6~1.2 |
リールシート位置(mm) | 377 | 343 |
カーボン含有率(%) | 99.7 | 98.7 |
本体価格(円) | 27,500 | 29,500 |
※セフィア SS の適合ルアーウエイトは 4.5 号= 33g
適合ルアーウエイトがだいたい同じでも、エギングロッドがシーバスロッドより軽く作られているということですね。
使用できるラインの太さもエギングロッドのほうが細くなっているので、ガイド系なんかもエギングロッドの方が小口径な可能性があります。
※実際のパーツリストを見るとセフィア SS に使われているガイドの方が細いです。
重量差はガイドの大きさだけではなくロッド自体が細く、カーボンが薄かったりしそうなのでセフィア SS で魚を釣って強引に寄せたり抜き上げたりしていると折れる可能性がありそうですね。
更に、セフィア SS のほうがリールシート位置が短いので、シャクリやすさを重視していて、ディアルーナの方はキャスティングのしやすさを重視していそうです。
シーバスロッドはリトリーブの釣りに重きをおいていて、エギングロッドはシャクってアタリを待つ釣りに重きをおいた結果でしょう。
まとめ
シーバスロッドもエギングロッドも万能ロッドとして扱われることが多いですが、今回まとめたロッドの特性を意識して流用していきたいですね。