磯竿を使ったルアーゲームの魅力

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2017.9.16 700 views

ロングロッドをぶち曲げて、魚の引きを楽しみたい。

磯竿でルアーゲームをするメリット

  1. 飛距離が出る
  2. 魚をバラしにくい
  3. コンパクトに収納できる
  4. 軽い
  5. 曲げて楽しい
  6. 細いラインが使える

磯竿と言うと、ウキを付けて、餌釣りをするイメージがありますが、磯竿でシーバスを狙う人がいたり、磯竿ベースのロッドが販売されたりと、最近割りとルアーゲームにも使われ始めています。

磯竿をルアーゲームに使うメリットですが、実はかなりあります。

まず気になるのが、飛距離とアクションだと思います。

飛距離はかなり出ます。

ロッドの長さがあるので、遠心力の力で、かっとばせます。

例えば、40g のメタルジグを 2 号 5 メートルクラスの磯竿で軽くポーンと投げると 100m 近くの飛距離が出ます。

逆にルアーロッドのように振り切る投げ方をするのは非常に難しいですし、トラブルが起こりやすいので、オススメできません。

この軽くポーンと投げて、ルアーロッドと同等かそれ以上の飛距離が出るのが、磯竿の強みです。

つまり、竿がかなり仕事をしてくれる。

竿が仕事をしてくれるので、糸も 1 ランク細いものが使えます。

磯竿でルアーゲームをするデメリット

  1. 一派的なルアーロッドよりも取り回しが良くない
  2. キレのあるアクションを付けにくい
  3. 持ち重りがする
  4. グリップが短い
  5. マイナー

全体的に、3 メートル以上の竿が多いので、取り回しは良くないです。

ただ、改善の余地はあり、オーバーヘッドキャストではなく、フリップキャストを使って、下から低い軌道でルアーを弾き出してやれば、小場所でも対応することはできます。

ルアーに細かいキビキビとしたアクションをつけるのは流石に、苦手ですが、練習をすれば、これもある程度は克服できます。

ロッドティップ、つまり、穂先のしなりをうまく使えば、高速でクイックな動きを出せますが、なかなか高度ではあります。

持ち重りは、竿が長いので仕方ないです。

リールでバランスを取るようにして緩和できればと思います。

グリップの長さですが、これはどうしようもないかもしれません。

キャストするとき、ルアーを巻くとき、脇に挟みにくいので、持ち重り感も手伝って、疲れやすいかもしれません。

マイナーである点。

同じ釣り方をしている人が現時点では少ないので、情報が少ない。

前向きに考えれば、開拓していって独自の釣法を生み出すチャンスではあります。

竿の選び方

やや、シーバスを意識した選び方になります。

竿の選び方についてですが、基本的にはルアーロッドを選ぶときと同じ考え方で良いです。

長さは場所に合わせて、足場の高い場所や、足ともに障害物がある、割りと開けた場所で飛距離を求める場合は、4〜5メートル台のものを。

ちょっとした、波止や足場の良い場所で、それほど飛距離を求めない近距離戦が多い場合は3〜4メートル台のロッドを選ぶと良いと思います。

ただ、磯竿の特有の釣り味を楽しむのであれば、4メートル前後のものを選ぶと、いろいろな場所でオールマイティーに使えて、かつ、磯竿の個性を楽しめると思います。

続いて、竿の号数ですが、使用するルアーの重さに合わせて選べば良いです。

10g から 20g くらいのルアーを使用するのであれば、1.5 号クラスを。

30g 前後のルアーを使用するのであれば、2 号クラスのルアーを使うと良いと思います。

ルアーが多少重くても、軽くても、磯竿のしなりとバットのパワーがあれば、問題なくキャストできます。

磯竿はルアーロッドしか使ったことがない人だと、かなり柔らかく感じるかもしれませんが、バットのパワーはかなりありますから、思っている以上にかっとばせます。

リールの選び方

使用するラインと必要なラインキャパ、そして重さで選ぶといいです。

シマノベースで行くと、2000 番から 3000 番、30g などのメタルを使用するのであれば、4000 番も視野に入れていいと思います。

注意点としては、ルアーロッドよりも竿の自重の割にロッドが長いので、持ち重り感が強いということです。

なので、あまり軽量なリールよりもある程度自重のあるリールのほうが操作感は良いと思います。

4 メートル前後の竿であれば、300g くらいのリールがバランスを取りやすいです。

最後に

ルアーマンからしたら、磯竿は未知の世界かも知れないですね。

もしかしたら、古いイメージがあるかもしれませんが、磯竿もルアーロッド同様に日々進化していっています。

軽く、強く、よりしなやかな竿が、メーカーから発売されていますので、一度、経験してみるのもいいと思います。

磯竿で経験したことが、ルアー釣りに活かせると思います。