エクセルでエラー(#DIV/0!や#VALUE!など)を表示させない方法

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2018.5.27 1011 views

はじめに

この記事で紹介している方法を使うことで、このような悩みを解決できます。

古いエクセル 2003 以前の書き方

Excel2003 以前の古いバージョンでは、IFERROR()関数が使えませんので、IFISERRORを組み合わせてエラーの対応を行います。

基本的な構文は下記のようになります。

=IF(ISERROR(数式),エラーのときに表示する文字列,数式)

「数式」のところにエラーが出る可能性がある数式を入れ、「エラーのときに表示する文字列」に空白などを入れます。

いくつかサンプルを用意しました。

=IF(ISERROR(A1/A2),"",A1/A2)

A1/A2がエラーになったとき、空白にする。

=IF(ISERROR(A1/A2),"-",A1/A2)

A1/A2がエラーになったとき、「-」にする。

=IF(ISERROR(A1/A2),"異常",A1/A2)

A1/A2がエラーになったとき、「異常」にする。

エクセルのバージョンが 2007 以降の場合は IFERROR を使いましょう。

新しいエクセル 2007 以降の書き方

Excel2007 以降の新しいバージョンでは、IFERROR関数が使えますので、IFISERRORを組み合わせるよりも短くスマートに記述することができます。

基本的な構文は下記のようになります。

=IFERROR(数式,エラーのときに表示する文字列)

「数式」のところにエラーが出る可能性がある数式を入れ、「エラーのときに表示する文字列」に空白などを入れるという、使い方自体はIFISERRORを使った方法と同じですが、1 関数で表現できるのでスマートです。

同じようにサンプルを用意しました。

=IFERROR(A1/A2,"")

A1/A2がエラーになったとき、空白にする。

=IFERROR(A1/A2,"-")

A1/A2がエラーになったとき、「-」にする。

=IFERROR(A1/A2,"異常")

A1/A2がエラーになったとき、「異常」にする。

これで#DIV/0!や#VALUE!とおさらばです。

エラー文字一覧

エラー文字が表示される理由をまとめましたので、元の数式が間違ってしまっている場合は、そちらを修正しましょう。

エラー文字エラー理由
#DIV/0!ゼロで割り算をしている =1/0 など
#VALUE!関数の引数が不正
#N/Aデータが無い
#NAME?関数名が不正
#NULL!該当する値がない
#NUM!値が不正
#REF!無効なセルを参照している

最後に一言だけ言わせてもらうと、

エラー文字の表示を消してしまうと、数式が間違えていても気づけないので注意しましょう。

ですので、なぜエラー文字が表示されるのか理由を理解してから、エラー文字を表示にする対応をしましょう。

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