ダイワ セルテートの魅力を完全解説|最新MQボディの強さと用途別の選び方
目次
ダイワ セルテート 徹底分析
ダイワのスピニングリールの中でも「タフさ」と「剛性感」を象徴するシリーズがセルテートです。ライトゲームからショアジギングまで対応し、長期間の使用でも性能が落ちにくい点が最大の魅力です。
コンセプトと特徴
セルテートは「剛性」「耐久性」「滑らかさ」の3点を軸に設計されたハイエンド寄りの実用機です。過剛性のフラグシップ「ソルティガ」より軽く、汎用性はルビアス系より上。まさに“信頼性の中核”という立ち位置です。
主な特徴
- モノコックボディ(MQ)
大径ギアを搭載可能で、巻き上げの力強さと耐久性が向上。 - タフデジギア
高強度素材で切削精度が高く、長期間の滑らかさを維持。 - マグシールド
防水性と耐久性を確保。特にサーフ・磯での信頼度が高い。 - LT(Light & Tough)設計
軽量化しつつも剛性を落とさない設計。 - エアドライブデザイン(最新モデル)
ローター・ベール・スプールの軽量化で初動が軽く、操作性向上。
巻きの性質
セルテートの巻き心地は「軽さ」よりも「密度感」「精度感」が強いタイプです。ルビアスが軽快でルースな巻きであるのに対し、セルテートは芯があり、トルクフルで直線的な巻きが特徴です。
巻きの傾向
- 初動は軽いが、全体として剛性感が強い
- 大型魚に対する粘りが優秀
- 負荷がかかる釣りに強く、巻きのパワーが必要な場面に向く
向いている釣り
セルテートは汎用性が非常に高く、番手によって幅広い釣りに対応します。
2500〜3000番
- シーバス
- エギング
- ライトショアジギング
- サーフ
- トラウト(本流)
4000〜5000番
- ショアジギング
- ロックショアライト
- 青物キャスティング
- サーフの大物狙い
1000〜2000番
- アジング・メバリング(やや重厚だが極めて強い)
ライバルとの比較
ルビアス(同社)
- 軽さ重視
- 巻きが軽快
- 耐久性はセルテートが優位
- 長く使うならセルテート
イグジスト(同社フラッグシップ)
- 最高の軽さと滑らかさ
- 耐久性は高いが、セルテートほど“ガチガチの剛性”はない
- コストパフォーマンスはセルテートが優秀
シマノ ツインパワー
- 剛性方向のライバル
- 巻きの質感はツインパワーがよりシルキー
- 防水性と耐久性はセルテートのMQが優位
購入の判断基準
以下に当てはまるならセルテートが最適です。
- 防水性・耐久性・剛性が最優先
- サーフや磯など過酷な場所で使う
- 長期間の使用でも性能を落としたくない
- 大物まで想定したい
- 軽さより信頼性を重視
逆に以下に当てはまる場合は他機種の方が合います。
- 軽さが最優先 → ルビアス、イグジスト
- 室内の渓流やライトゲーム中心 → ルビアス
- 細かな巻き心地の質感を重視 → イグジスト
どの番手が“買い”か
最もバランスが優れるのは次の2つです。
- LT3000-CXH
軽めのショアジギング、シーバス、サーフ万能 - LT4000-CXH
青物まで狙う釣り人の定番
これらはエアローター化で巻き出しが軽く、取り回しも良いです。
まとめ
セルテートはダイワの中核を担う「タフさと剛性感」の代表機で、過酷な環境でも信頼して使える一本です。巻きのトルクや防水性、ボディ剛性は同価格帯トップクラス。ライトゲームからショアジギングまで活躍し、長く使える実用機を求める人に理想的な選択です。