ソルトベイトフィネスで使用するラインはフロロカーボンかPEラインか
ソルトベイトフィネスにはできるだけ軽いライン
最近のベイトフィネスリールはスプールがどんどん軽量化され、10g を下回り普段使用しているアルデバラン BFS などは純正で 7g 台と超軽量になっています。
スプールを軽量化することで慣性が弱くなり軽いルアーのキャストが可能になるだけでなく遠投性能も高まり、かつ、バックラッシュもしにくくなるというメリット山盛りになります。
唯一のデメリットはスプールの強度が下がることですが、ここはメーカーの技術力で強度は日々高められていっていると思います。
せっかく軽量化されたスプールに対してフロロカーボンラインをスプールめいいっぱい巻いてしまうと、スプールの合計重量が増えてしまい性能が台な台になってしまいます。
スプールの中心付近よりも外側の重量増加は慣性力に影響が大きくなりますので、フロロカーボンラインのマックス巻はやめておいたほうがよいでしょう。
PE ラインの号数選び
PE1.0 号
ベイトフィネスリールに巻くかどうか迷う太さです。
ノーマルのベイトリールには細すぎるし、ベイトフィネスリールには太いと感じる太さになります。
ベイトフィネスで使用するルアーが 1g〜5g の場合は飛距離に影響が出るので、近距離で大物を狙うとき以外は使いにくいラインになります。
PE0.8 号
太めの PE ラインでベイトフィネスしたいときに使用するラインが PE0.8 号になります。
やや太く飛距離への影響はありますが多少飛距離は犠牲になりつつも安心してせめて行ける太さになります。
PE0.6 号
割とバランスのよい太さで飛距離を稼ぎつつパワーを掛けても切れにくいです。
シーバスやチヌをメインに狙う場合は 0.6 号にしておくと問題ないと思います。
メバルやアジなどの小物を狙うときにはやや太く、1g 台のジグヘッドは少し扱いにくい感じになります。
PE0.4 号
ベイトフィネスらしさが出てくる太さです。
1g くらいからを割と快適にキャストできる太さになります。
3g くらいのルアーなら気持ちよく飛んでくれます。
かなり細いラインになるので扱いには気を遣います。
バックラッシュした場合はラインに傷が入っていないかチェックしてからキャストしないと、高切れを起こす可能性があります。
せっかくベイトフィネスをするのであれば、最低この太さになれて軽いルアーをベイトで気持ちよくキャストすることを味わってほしいです。
PE0.3 号以下
細くすれればするほどキャストフィールは良くなっていきますが、キャストミスでルアーをロストしてしまう危険性も高まってきます。
PE0.3 号以下はある程度ベイトフィネスになれてから使っていくのがよいと思います。
とりあえずどのサイズを選ぶか
お勧めなのは、PE0.4 号です。
ただし大量に巻いてスプールの合計重量を増やしてしまったら、せっかくの軽量スプールが台な台ですので、PE0.4 号であれば 100m くらいまでにしておくと快適にキャストできます。
200m 巻のものを買って半分ずつ使うのがコストパフォーマンスがよくお勧めです。
ただし、使用するルアーのウエイト数グラムでの話ですので、10g 以上などの重たいルアーを使う場合は、高切れの観点から 0.6 号くらいまで太くしたほうが初心者にはよいと思います。
どうしてもモノフィラメントを巻きたい場合
PE ラインを使いたくないという人は、せめて 1 号程度の太さにして糸巻き量も 50m 程度までにしておくと、ある程度スプールの合計重量増加を抑えることができます。
ベイトフィネスリールの糸巻き量がどのメーカーもだいたい 2 号 8lb50m 前後の設定になっていますので、1 号 4lb であれば 50m 程度巻いても半分くらいの量になる想定です。
0.5 号や 0.3 号のラインもありますがナイロンやフロロの場合、ラインが細くなると伸びる量も増えてきますので遠投し始めるとフッキングが決まらないという問題が発生します。
こういった特性を理解して使うのであれば、役に立つシーンも少なからずあります。